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高砂市民の血税を貪り食っているのは市職員だけではない? 投稿者:不正 正(ふせい ただし) 投稿日:19104年05月13日 19時35分
 市職員の収賄事件で一躍有名となった高砂市だが、最近一部の市民がスポーツ施設を不正使用しているとの噂が取り沙汰されてきている。問題とされるのは同市米田町島に設置されている総合運動公園内のテニスコートだ。このコートではほぼ隔週土曜日の午前中に市主催テニス協会運営のテニススクールが開催されているが、スクール生を教えるための技術を身につける目的で、午後には4コートあるうちの1コートを貸し切ってコーチたちが使用するという。高砂市は優先的にこの時間をテニス協会、コーチたちに貸し出しているらしい。しかし実態はコーチたちのテニスの技術(スクール生に教える技術ではない)の向上やレクレーション(いわゆるゲーム)等に供されているとの指摘がある。

 他の自治体と同じく、市のスポーツ施設を使用したいと思う一般の市民は、月に一度しかるべき日時と場所で他の同様の市民と一緒に列をつくり、くじ引きや抽選に参加することになっている。そのような苦労をしてやっと市のスポーツ施設の使用権を得るのだ。しかし民間のスポーツ施設比べれば市の施設は破格であるため、当然希望通りにはならない。くじ引きなどではずれた不運な市民はスポーツをするのを諦めるか、使用量が高価な民間のスポーツ施設を使用することとなる。不正使用がなければ、その分だけ善良な市民がスポーツ施設を利用できるチャンスが大きくなるわけである。

 コーチとしてスクールを運営するのは「ご苦労様」と申し上げるべきであろう。しかしそれとこれとは別である。まるで「午前中は私たちが我慢して教えて上げたのだから、午後からは私たちがコートを使う。」と言わんばかりの行為となってしまう。「第一スクール生を教えるためのレッスンなど、コート内で行われるのはおかしい。通常テニスを他でしていれば、レッスン生に打たせるボールを供給することぐらいはできる。コーチをするためのレッスンということであれば机上で十分のはず。」という指摘もある。従ってこのことが事実であるとするならば、不正使用の疑いが濃厚と言えよう。

 言うまでもないが不正使用は市民の血税を貪ることとなる。ここで血税の損失額の試算をしてみよう。不正使用の時間が1回あたり4時間、年間50回、そしてその期間を10年間として、仮に不正使用した時間分のコート代として1時間あたり500円をコーチたちが市に支払っていたとしよう。一方民間施設のコートを使用した場合は時間あたり2000円として、その原価を1500円と見積もってみよう。すると何と200万円という大金になってしまうではないか!赤字財政であえいでいる高砂市の状況からすれば、おおよそ放置できない金額と言えよう。あくまでも試算ではあるが、決して小額のことについて論じられていないことがおわかりであろう。

 事実はこれから明らかになっていくだろう。場合によってはさらに調査も必要と思われる。またこの投稿をご覧の方々には、関係する情報の提供をお願いしたい。事実でないのであれば早急に誤解を解かねばならない。しかし万一不正使用であるのであれば、他の市民と同じように抽選などに参加すべきであろう。市の施設を私物化することは市民の血税を貪り食うことと同じである。今回の収賄容疑の市職員とどのような違いがあろうか。